

手紙のヒトakina |手紙書道家
手紙の本質的な価値を探求・表現しています。
出身は、島根県松江市。
趣味は、無計画で旅をすることとノート収集。好きな食べ物は挽き肉。
小さい頃に出演したことがきっかけで、今でもミュージカルが好き。再びミュージカルに携わることも夢のひとつ。
Biography
今に至るまでの物語
1999.09.23
島根県松江市出身。
2019.09.23
20歳の誕生日、祖母との突然の別れ
私が「手紙」の価値に気づくきっかけは、20歳の誕生日に祖母が突然亡くなったことでした。続く
迷いと葛藤
手紙を広める人になろうと決めたものの、「先人のいない道」をどう進むべきか分かりませんでした。
当時20歳。人生を懸けてやりたいことを探しているタイミングとも重なり、自分にできることは何かを追い求めるように、沢山の人と場所に出会い続ける日々でした。
そんな中、大きな転機となったのが、高知県の和紙職人さんとの出会い。
手紙という軸に「和紙」掛け合わせ、そこに小さい頃から続けていた自身の武器である「書」を組み合わせることで、『手紙書道』という表現を生み出しました。
手紙書道とは、言葉にできない素直な想いを汲みとって 和紙×書×想い で形にする新しい手紙のスタイルです。
2021.11.28
人生初個展「手紙書道展」を開催


手紙書道を生み出してわずか4ヶ月。人生初の個展『手紙書道展』を開催しました。
美術専攻でもなく、個展なんて想像もしていなかった自分にとって、すべてが未知の挑戦でした。
壮絶な準備期間を経て迎えた当日。1日限りの開催にも関わらず、120名以上の方にご来場いただき、販売作品はすべて完売。大盛況で幕を閉じることができました。
その時の様子をまとめた動画はこちらです。
この個展を通して、「手紙書道を磨き、より多くの人に届けること」が、手紙の価値や魅力を広める切り口になると実感。
そのために、手紙書道を新たな観点から磨き、世界に発信していくことを目指し、大学の休学期間に大きな2つの挑戦を実行しました。
2022.03.28~06.14

挑戦① 車中泊で「紙」を巡る日本一周
「自然素材を使うものづくりは、ものをみる以上にその土地の風景を感じることが大切だよ。」
そんな言葉をきっかけに、全国の和紙工房を巡る日本一周を決行。
── より、人の心に響く作品を作りたい。
その一心で、使用する素材の物語をより深く知るための挑戦でした。
焦点を当てたのは、職人さんの深い想いや生き方を聞くことと、その土地の風土や自然を肌で感じること。
約3ヶ月に渡るこの旅では、本物にこだわった紙づくりをする約40軒の個人の工房と、紙にまつわる場所を約20ヶ所訪問。
日本一周を通して、日本のことが大好きになりました。この心を持てたことが、この旅の一番の意義だと思っています。
旅の記録をまとめたnoteはこちら。
2022.03.18~04.25.
クラウドファンディングを決意
手紙を広める人になると決めた当初から感じていた、「世界中の人に届けたい」という意識。
そんな思いを原動力に、留学奨学金プロジェクトに挑みました。
大学の授業、アルバイト、アルバイト後に深夜まで続くサークルの練習(アカペラ)…。忙しない日々の中で、寝る間を惜しんで作り込んだ留学計画。
しかし、一度目の挑戦では、コロナによって審査すらしてもらえない状況となり、二度目の挑戦では、最終試験で不合格となってしまいました。
次第に、単なる留学計画から「人生を懸けてやりたいこと」に変化していることに気づきました。そこで、最後の手段としてクラウドファンディングを決意。
過度なプレッシャーや不安によって、円形脱毛、悪夢障害などを発症しながらも、2022年4月末、目標金額120万円を達成。
136名の皆様からの温かいメッセージが刻まれたこのページは宝物となりました。
2022.07.13~09.26
挑戦② 76日間のフランス“紙”留学
世界へ向けた挑戦の第一歩にフランスを選んだ理由は、ある本で出会った「紙を大切にする文化が根付くフランス」というフレーズがきっかけ。
フランスの紙文化を学び、自身の手紙書道を磨き上げるために、語学習得からパリ個展開催に至るまで、すべてを単身で乗り越えた波乱万丈の76日間となりました。
●パリ個展 2022.09.13~09.20
ノートルダム大聖堂付近のギャラリーで8日間の個展を開催。

Japan Expo パリ2022にてワークショップを開催 / フランス人の学生さんに向けオンライン授業 / 南仏の紙工房への訪問 / 世界的有名な紙ブランドへの訪問 etc.
異国の地で「紙」を軸にあらゆる挑戦を成し遂げることができました。
フランス紙留学の記録をまとめたnoteはこちら。
2022.11.30~12.04
ヒッチハイクで日本一周完成編
帰国後は大学に復学し、第二章をスタート。
車中泊での日本一周で回り切れなかった都道府県を巡り、2022年中に日本一周を完成させるべくヒッチハイクを決行。

この旅を実施したタイミングは、卒業を数ヶ月後に控え、社会人としてどう生きるかを葛藤していた時期。
そんな自分にとって、必要な言葉と人に巡り合うことができたこの旅は、かけがえのない経験となりました。
ヒッチハイク旅の様子をまとめたYoutubeはこちら。
2023.01.01
TOKYO FM 「SUNDAY’S POST」出演


ヒッチハイクの旅でお訪ねした静岡の工房(富士山の麓)で漉かれた和紙を使って、小山薫堂さんと宇賀なつみさんとともに新年の書き初めを行いました。
番組の様子はこちら。
2023.03.02
岡山県の公立小学校で特別講師を担当

「子どもたちに伝えたい」という想いは、この活動を支える大きな原動力。教員免許を活かしながら、計130名の児童のみなさんに向けて、和紙を切り口とした授業をさせていただきました。
2023.03.25
大学を卒業
自身の専攻である「英語教育」に「手紙」絡めた卒業論文を提出。
2023.04.02
上京
「手紙のヒト」を仕事にするべく、東京へ飛び込むことを決意。
2023.05.07.
TBSラジオ「気になる世界の身になる話」
石崎ひゅーいさんとまりゑさんがパーソナリティを務める番組に出演。


“上京したて”ならではのお話をさせていただいたり、お二人をイメージした一文字の漢字を手紙書道の作品としてお贈りさせていただきました。
2023.06.28
東京初イベント「手紙bar」@世田谷

── 手紙を書く時間そのものをコーディネートしたい。
自身の活動の原体験とも重なる「書く時間」にフォーカスしたイベントを東京初イベントとして開催。
想いに合わせた和紙の選び方の新提案や、
高知県産の和紙に合わせ、高知県産のお菓子やお酒をセレクトし、音楽や香りにもこだわって空間をデザイン。
のちにシリーズ化していく、五感で味わう「akinaの手紙時間」の第一弾となりました。イベントの記事はこちら。
2023.10.28~
「akinaの手紙時間」スタート。

手紙を書くための空間・しかけを総合プロデュース。
イベント毎にテーマを変え、感情や記憶を呼び覚ますための「五感で味わう仕掛け」を用意。
絵本の読み聞かせや、シェアトークなど “ひとりじゃないから書ける手紙” が生まれる機会となっています。
手紙時間についてまとめたnoteはこちら。

2024.09.06~
Weddingの手紙プロデュースを開始
人生の節目に寄り添う手紙をプロデュース。オーダーメイドのレターセット製作や、手紙構成のアドバイスなど手紙にまつわる監修を行っています。
Youtuberの華金カップルさんの結婚式の手紙のプロデュースを務めさせていただきました。手紙のプロデュースについてはこちら。

2024.11.22
日本郵便東京支社さんにて特別講師を担当

日本郵便東京支社さんにて、手紙振興を担う「レターエキスパート」の方々(約80名)の皆様に向けて、特別講師として講演・ワークショップを開催させていただきました。
2025.03.21~03.23
東京個展『新しい春のオーセンティック』開催 @荻窪




タイトルは「新しい春のオーセンティック」。手紙の本質的な価値を伝えながら、自身が手掛ける新ブランドNATURE LETTERのお披露目や、手紙書道の作品など、これまでの活動の集大成となる個展となった。
2025.07.12
NATURE LETTER リリース
2025年リリース。自然素材と職人さんの技と心が織りなす日本の伝統工芸「和紙」をつかったオリジナルレターセットを中心に、自然体でいられる生き方を提案するライフスタイルブランドとして、展開していきます。公式サイトはこちら。