akinaの手紙時間

「手紙時間」──五感で味わう、空間と体験のデザイン

“誰かのためではなく、自分のために書く手紙”。
その時間を通して、人生の大切なことに静かに目を向けることができます。

私はこの“手紙時間”という体験を、
「言葉」「空間」「感情の揺らぎ」を編むようにデザインしています。


◯ 体験設計の中心にある「空間づくり」

私が一番大切にしているのは、
一人ひとりの境界線に淡くグラデーションがかかっているような、
ちょうどよい距離感で繋がりをもてる空間を生み出すことです。

知らない人同士でも、安心して参加できるように。

照明、香り、音、言葉、紙の手触り、
そのすべてが感情をやさしく受けとめ、素直な気持ちを書くという行為へ導いてくれます。


◯ 手紙の前に、感情をほぐす「余白の時間」

  • 季節やテーマに寄り添った お茶と菓子の時間
  • 絵本を通して感情を思い出す 読み聞かせの時間
  • 「書く前に気持ちを整理する」 フリーライティングや質問カード

初めて一人で参加される方は、不安を抱えながら足を運んでくださることも少なくありません。
だからこそ、すぐに手紙を書き始めるのではなく、まずはお茶やお菓子を囲む「お茶会」や、季節やテーマに合わせて選んだ五感に寄り添う小さな贈り物たちによって心をほぐす時間をご用意します。


■ 五感で味わう体験の一例

◯ 2024年夏・島根「お盆を味わう手紙時間」

2024年夏、島根県で開催した「お盆を味わう手紙時間」。
8月13日の迎え盆の日に、故人や家族に想いを馳せるための場として企画しました。

そのときお出ししたのが、松江の老舗・彩雲堂さんの和菓子「灯籠流し」。
金箔と小豆の表情で、夏の夜の風物詩を映した一品。
“味覚”からも想いに寄り添えるようにセレクトしました。

◯ 絵本からはじまる手紙時間

絵本という媒体には、物語を自分の記憶や感情と重ねて読むことができる「余白」があります。
静かに耳を傾ける中で、忘れていた気持ちがふっと蘇ることもあるのです。

大人になって触れることが減った絵本の存在。

読む側も、読んでもらう側も、やさしい気持ちになれる。
会場がほんのりと、懐かしさとあたたかさに包まれる時間です。


◯ “ここだから書ける手紙”が生まれる理由

  • 季節を映したディスプレイ
  • その場に合わせた音楽・香り・しつらえ
  • 参加者が感情と向き合えるよう導く「質問カード」
  • 「紙言葉」と名付けた、意味と物語を込めた和紙の選定
  • 封筒の結び方まで含めた「贈る体験」の演出

空間も、言葉も、手触りも。
そのすべてが体験設計の一部であり、「書く」までの時間を豊かに耕します。

イベントにきたときはだれに宛てて書くか決めれなかった方も、

参加者同士で感情や感想をシェアし合う時間を通して、「あ、この人に書こう。」が突然思い浮かぶことも多々。

これこそが、「ひとりじゃないから書ける手紙」の正体です。


◯ これまでの手紙時間 一覧

  • 手紙bar(東京・世田谷)「手紙bar」in 世田谷
  • 「秋に恋する手紙時間 – message in a bottle -」in 横須賀
  • 「心の冬支度 – クリスマスな手紙時間」in 中目黒
  • 「Making wish list 2024」in 香川
  • 「akinaの淡いショコラ展 – バレンタインな手紙時間 -」in 世田谷
  • 「akinaのはなむけの言葉展 – 春の手紙時間 -」in 恵比寿
  • 「akinaのRED-LETTER DAY展 – ルージュな手紙時間 -」in 錦糸町
  • 「お盆を味わう手紙時間」in 島根 等

※詳細・写真はInstagram(@letter__15)にて


◯ こんなシーンでご一緒できます

  • 体験型イベントやフェス、映画祭などでの出展
  • 企業・自治体とのコラボレーション型ワークショップ
  • 「言葉」「内省」「つながり」をテーマにした研修・講演
  • 空間演出を含むライフスタイル型ホテル・施設での常設プログラム
  • 季節に合わせた限定イベントのプロデュース など

◯ 空間・体験デザインを通して届けたいこと

「世界に一通の手紙」
それは誰かのためであり、自分のためでもある。

その時間が生み出すのは、
心と心を結び、想像力を育てる“静かなつながり”。

この「手紙時間」から、
あなたの場やコンセプトに寄り添う、

世界に一つの体験をご一緒できたら幸いです。


詳しくは、コンタクトページよりお問い合わせくださいませ。

「こんな場面でも対応可能でしょうか?」というご相談なども、お気軽にお寄せください。

空間や目的に合わせた“あなただけの手紙時間”を、一緒につくっていけたら嬉しいです。